準備物・使用物一覧


 1年次の授業で、イベントなどを行う時には事前に何を使うのか、どのぐらい用意しておけばいいのかを考え、リスト化しておくことが大切だと教わった。今回も、できる限りリストアップした。大型家具からPCソフト、こまごまとした文具まで、多岐にわたっていることがよくわかる。事前準備においては、私たちがやろうとしていることの隅々にまで意識を行き渡らせないといけない、ということだ。

 

 しかし一方で、実際に搬入作業をしたら、「コードを束ねておくカバーがあった方がいい」など、現場に即してさらに備品が必要になることもわかった。準備は怠らないが、実際には自分の想像していなかった事態もあり、臨機応変に対応する姿勢が大事だと実感することができた。

試算


 私たちが出展したブース「アートのくすりやさん」は、「医療とアートの学校」の一部であり、さらに「第14回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会」の一部である。振り返って丁寧に見直していくと、数多くの人々や物、そしてお金が関係していたことに気づいた。そして、「もし私たちが社会人で、一企業として今回と同じ展示ブースを出したら、一体、何にどの程度の費用を必要としていたのだろう」との疑問が浮かんだ。そこで、インターネットに掲出されている金額を元に、試算してみた。

 

 その結果、100万円を超える予算が必要だとわかり、その金額に驚いてしまった。しかし、お金の流れが見えたことで、「何をするにも、まず必要なのはお金なんだ」「お金によって、できることが限られてしまうこともあるんだ」という現実が見えた。将来、仕事でイベントやライブを企画したり運営する機会があったら、お金の計算をしながら計画しないといけない。そう思うと、今から金銭感覚を養うことが大事だとわかった。